2017/05/03

Jess Fillam plays Woods on YouTube

Jess Fillamという奏者が、フィル・ウッズの「ソナタ」を、ピアノ、ベースとともに演奏している映像。

イギリスBBC4の、「BBC Young Musician 2016」というコンクールでの、木管部門の予選リハーサル映像とのこと。ジャズの素養があるのか、センスなのかわからないが、本作品に対してクラシックの方面からアプローチした際に、ジャズの奏法を模倣する中で感じてしまう"痛さ"をほとんど感じないことに驚いた。適度なスピード感と、比較的正確な音程感覚が好感度高し。

ところで、アドリブ・パートに入った瞬間に、ピアノとベースが若干リズムを変える(ちょっとクラーベ風味?)のが面白い。ちなみに、ピアノを弾いているのがSteve Loddr氏!イギリスの著名なキーボード奏者の一人だ。このリズム・チェンジは氏のアイディアかなあ。サクソフォン・パートは、ジョン・ハール氏のアドリブをほぼなぞる形。



この後、本選ではBBC交響楽団とともに、マイケル・ナイマン「蜜蜂が踊る場所」を演奏したそうだ。BBC4のページに演奏映像紹介のページが存在するが、なぜか私の環境では再生できなかった。

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